40数年前の作品ですが印象に残っているので紹介させて頂きます。
1920~40年代の激動のポーランドを舞台に、3歳で自らの成長を止めた少年の視点から大人の世界を描き、ポーランドの港町ダンツィヒ。3歳の誕生日を迎えたオスカルは、大人たちの醜い世界に嫌気が差し、自らの成長を止めてしまう。それと同時にオスカルは、誕生日プレゼントにもらったブリキの太鼓を叩きながら奇声を発する。ここからオスカルの家族に悲劇が次々と襲う・・・最後の結末に理解が追いつかず心に残っている作品である。
後に原作者がノーベル文学賞を受賞したと聞き、原作を読まないと理解できない深い内容の作品なのかなと思っています。
1979年製作/西ドイツ・フランス合作/原題:Die Blechtrommel
第32回カンヌ国際映画祭パルムドールと第52回アカデミー外国語映画賞を受賞した作品。後に1999年にノーベル文学賞を受賞するドイツの作家ギュンター・グラスの長編デビュー作を原作に、ニュージャーマンシネマを代表する監督フォルカー・シュレンドルフがメガホンをとった。
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