本屋大賞を受賞した著者の宮下奈都さんの作品。
ピアノの調律師さんのお話で、読んでいてゆったりして心が落ち着く本でした。
ある田舎の高校の体育館のピアノを調律していた板鳥の音を聴き、高校生の主人公は調律師になることを決めた。板鳥のいる楽器店に入り、柳先輩について手解きを受ける。双子姉妹宅での調律後、姉・和音の弾く音に鳥肌がたった外村は、試行錯誤を繰り返しながら、調教師の階段を一歩ずつ上っていく。和音の弾くピアノの調教をすることに。ひたすら和音のことを思って調教する主人公の仕事に向かう姿勢が清々しく思え癒される作品です。
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2016年本屋大賞を受賞した『羊と鋼の森』は、著者の宮下奈都さんが長年お世話になってきた調律師さんの言葉がきっかけで着想した物語だそうです。
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