主演は役所広司。東京・渋谷の公衆トイレの清掃員の何気ない日常を映し出す。変化に乏しい日々を繰り返すだけの日常だが、毎日仕事の出発に前に空を見上げ仕事に向かう、車の中で好きな音楽を聴き、仕事終わりに銭湯に行き夕方は行きつけのところでビール一杯と好きなおかずを食べ、一日の終わりに古本の文庫を読み床に就く。何気ない日常を楽しんでいる姿にとても充実感を感じている姿に感動を得る作品です。
人の暮らしとは小さなことに感動し充実感を感じれるようになったらすべてが幸せに感じて暮らせるのかもしれない。仕事や日常につかれた時に是非観て欲しい作品です。主演の役所広司の演技があまりにも自然で演じているというより平山さんが存在するかのように思えました。
ドイツと日本合作監督はヴィム・ヴェンダー。作品には「世界の涯ての鼓動」がある。